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  • 執筆者の写真けんぽう

アシエンとは何か、離反者とは誰か

更新日:2019年7月18日

漆黒のヴィランズ5.0パッチまでクリア済みの方は、もうご存知だろうが、作中で語られている通りなら、アシエンとは世界が分かたれる前の「古代人」であった。


しかも、ゾディアークを呼び出した張本人であった。



アシエン・エメトセルクとアーモロート市民の言によると、分かたれる前の世界において、「終末」と呼ばれる大いなる災厄が星を襲った。ある日突然大地が鳴き出し、それを聞いたあらゆる生き物は異変をきたす。古代人も自らの操る創造魔法が暴発し、「恐怖」「苦痛」を具現化。 その連鎖反応で、恐怖を次々と具現化してしまうという「恐怖のパンデミック」により、災厄を増大させる事になった。その解決策として、彼らを代表する「十四人委員会」の提案と、人類の約半数に及ぶ犠牲により、星の意思たるゾディアークが生みだされた。


これにより災厄はしりぞけられた。


しかし災厄の爪あとは凄まじく、大地は死に、水はにごり、風さえも淀んでいた。

ここで、さらにまた半数の命をゾディアークに捧げ、これらを回復させた。


実にここまでで、人類の四分の三を失っている。


次に議論されたのは「いかにしてこの星を護り続けるか」である。

「十四人委員会」の出した結論は「世界を育み、それが再び十分に満ち足りたときに、いくらかの生命をゾディアークに捧げる・・・・・・。それによって、ゾディアークの中に力として取り込まれた同胞たちを、地上に復活させ・・・・・・皆でまた、世界を管理する」


そう。この「十四人委員会」のメンバーこそが「アシエン達」である。


アシエン達が目指していた「ゾディアークの復活」は、いわゆる”通過点”であり、「ゾディアークを復活させ、ゾディアークに捧げた同胞を取り戻す」事こそが”真の目的”であった。


”新たな生命を捧げて、元々取り込まれていた同胞達を取り戻す” これは「命の置き換え」「命を養殖」と言い換えてもいいかもしれない。

当然これに反発する人々が居た。


そしてその人々も、自らの命から対のものとなる「ハイデリン」を創り出した。


人類は初めて、二つに分かれて戦い、結果はハイデリンの辛勝。

この時、ハイデリンの放った渾身の一撃により、十三の鏡像世界が生まれ、あらゆるものが十四にわかたれた。


ここまでが、パッチ5.0漆黒のヴィランズで明かされた「アシエン側から見た”世界が十四にわかたれる前”の話」である。


ここで、注目すべき事実があり、ゾディアークを創り出す前に一人が離反し「十四人委員会」は「十三人」になっているのだ。

以前に書いた通り「光の異形者」は十二、そこに蛇遣い座として「エリディブス」を加えた十三。


数字として合致する。


では、離反した「十四番目の座」は一体何なのだろうか、そして誰なのだろうか。


十四番目の座についての考察

イヴァリースシリーズにおいては「光の異形者」の座は十二しかなく、先に述べたとおり

蛇遣い座のエリディブスを足したとしても、十三しか存在しない。

となると、十四番目の座は FINAL FANTASY XIV のオリジナルの存在として描かれる事になる。


新たに作られたオリジナルな座の名称を推測、考察するのは私の貧相な想像力では実に難しい為、切り口を変え「十四人委員会の離反者は一体誰なのか」と言う形で考察していくことにする。



1.安直に考えるなら第一候補は「プレイヤーキャラクター本人」。

パッチ5.0のメインクエストで、8/14の魂が9/14になった瞬間のプレイヤーキャラクターを見たエメトセルク視点と思われる上記描写では、プレイヤーキャラクターが古代人として描かれている。

※七度の霊災により、七つの鏡像世界が既に統合されている為、原初世界の存在は8/14になっているはず。更にアルバートを取り込んだプレイヤーキャラクターのみ9/14になっている。


またこの後、エメトセルクが「馬鹿な・・・・・・!お前、何故そこに・・・・・・!?」と言う、明らかに知人に対する反応を見せており、プレイヤーキャラクターはエメトセルクの知人であると考えられる。


この反応については、諸説あるだろう。

私もいくつかのヒカセン諸兄の考察を拝見させてもらった。私なりの考察もいくつかある。

ただ、今回議題に挙げた「十四人委員会の離反者は一体誰なのか」からは、少しずれていると感じている為、またの機会に語れれば・・・と。


さらに、左のSS。

カピトル議事堂前に居る、名も無き古代人に近づくと「君はもしかして・・・ いや、なんでもない」と、ここにもプレイヤーキャラクターの事を知っているらしき人物が。


これはもう、プレイヤーキャラクターが「わかたれる前の世界に生きていた」事は、ほぼ間違いないであろう。



そして、カピトル議事堂前のNPCがプレイヤーキャラクターを知っているという事は、プレイヤーキャラクターはこの議事堂前に「ある程度の回数訪れたことがある」と推察され、何故プレイヤーキャラクターは議事堂前に「ある程度の回数通う必要があった」のだろうか。


もちろん自身が「十四人委員会」の人間で、その議会に参加する為に通っていたとも考えられるだろう。

はたまた「十四人委員会」の誰かしらの関係者で、ここに送り迎え的な事をしていたとも考えられる。

家族なのか、秘書的な何かなのか、友人なのか、恋人なのか・・・。


これについては、まだ情報が少なく、これ以上の考察は根拠のない妄想でしかないので、次のパッチがくるまで、大事にあたためておくとしよう。


ただ、メタ的に「自分のプレイしているキャラクターが、中の人の意に関せず一方の側に属している事」を良く思わないユーザーも少なからず存在すると思う。開発もそこは「考慮」していると私は思っており、ここまで書いておいてなんだが、この説の信憑性は低いのではないか。と思っていたりもする。



2.第二候補は「シャーレアンに関係する誰か」


以前、私のTwitterの「ふせったー」でも考察を落とした事があるが、「ふせったー」の都合上SSを添える事が出来ず、パっと見、分かりづらかったので、改めてこちらに書かせてもらう。


まず、左上の画像は、ID「創造機関 アナイダアカデミア」の 3ボスのフィールド外部に設置されているオブジェである。 私にはこれが「アンモナイト」をあらわしているオブジェに見える。 そして左下の画像はイディルシャイアの石碑で「アンモナイト」(正確には巻貝)はシャーレアンのシンボルマーク。

また、同IDの3ボスである「ケツァクウァトル」。アステカ神話の創造を司る神であり、マヤ神話での同存在は「ククルカン」、別名「グクマッツ」。 ランジート将軍が使役していた龍も「ググマッツ」。


これについては、ただ名前を引用しただけの可能性もあるが、調べだすと色々気になる点が出てくる。







この「ケツァクウァトル」。 容姿はほぼFF8の同名GFと一緒だが、翼に入ってる模様が少し違う。 FF14版は「目」のように見える。

「目」といえば、シャーレアンの賢人達がつけているマーク。


※ラムブルースとウリエンジェ、ルイゾワには見当たらず。


このマークについては、パッチ5.0現時点までは何も語られていないが、このマークの「目」の部分を取り除き、残った部分を上下反転等させてみると・・・



まるで「ケツァクウァトル」のような形が出来上がる。 そして、赤丸で印をした場所の模様が一致しているように見える。


つまり、何が言いたいかというと・・・

「創造機関 アナイダアカデミア」の人間で「十四人委員会」に属していた「誰か」がゾディアーク召喚前に「十四人委員会」を離反し、のちにハイデリンを召喚した勢力の有力者になっているのではないか。

さらに、その「誰か」が「シャーレアン」のルーツ(立ち上げた人物?)である為、自身が所属していた「創造機関 アナイダアカデミア」に関連したモチーフの名残があるのではないか。

と言う妄想である。


シャーレアンについては、新生前から描かれているにもかかわらずあまりにも情報が少なすぎる。

意図的に情報を伏せている節があり、世界の真実の一端を担っているのではないか。とずっと思っていた。


この、左画像は毎年お正月にFINAL FANTASY XIV のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏が発表する、いわゆる神託のようなものなのだが「今後のストーリーの展開に関係あるかも?無いかも?」みたいな意味深な文章が告げられる。

注目すべきは本文ではなく”賢人ルイゾワ遺文集:最終節より 「ゲルンの託宣」訳文を抜粋”の部分。


「ゲルンの託宣」とはシャーレアンが管理していた「グブラ図書館の禁書庫」に所蔵されている本で、パッチ3.1でウリエンジェが読んでいる描写がある。



アシエンエリディブスはこの本に「真の創世」が記されていると主張していた。



パッチ5.0を終えた身で読み返すと、ゲルンの託宣に書かれている内容は、アシエン側が主張していた論と一致する。 そして、前述したルイゾワの遺文集も「ゲルンの託宣からの抜粋」とあり、ルイゾワもゲルンの託宣を読破済みなのがわかる。

つまり何が言いたいかと言うと、シャーレアン・・・というか、少なくともシャーレアンのルーツとなった人物(ニュンクレフ?)は「わかたれる前の世界」が存在し、「何故ゾディアークとハイデリンが生まれたかも知っている」と言う事だ。


なぜなら、ゲルンの託宣に書かれている内容が単なる誰かの妄言なのであれば、わざわざ「偽典」とする必要はない。

道端で雨に濡れ捨てられているゴシップ誌のごとく捨て置けばいい。

もしくは、本当に「真の創世」を知らないのであれば「この本に書かれている事は世界の真実なのかもしれない」と思い、その研究が進められて然るべきだろう。


「偽典」には真実を知っているが故に、これを「偽」としたい意図が含まれているのだ。


こうなってくると、ルイゾワの爺さんが「いつこれを読んだのか」や、シャーレアンサイドから見て、なぜこれを「偽典」とする必要があったのか。とか、5.0でのウリエンジェの未来視がウソで、実はゲルンの託宣に書いてあったからでしたーてへぺろ☆ の、まだ明かされていない事実がどこまで書かれているか。

等々、気になって仕方が無い。






ここまで読んで頂いたみなさんはどう感じただろうか。

みなさんの忌憚なきご意見を是非お聞かせ願いたい。


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